FIREという言葉を知ってから、
「いつかは仕事を完全に辞めて自由に暮らしたい」と考えたことがない人は、
きっと少ないと思います。
自分もその一人でした。
ただ、いろいろ考えていくうちに、
今の自分にとっては 完全FIREを前提にすること自体が、
あまり現実的ではない
そう感じるようになりました。
だからこのブログでは、
ほどほどのFIRE、いわゆるサイドFIREというスタンスで
考えたことを書いていこうと思っています。
完全FIREに憧れつつ、立ち止まった理由
完全FIREという考え方には、今でも魅力を感じています。
時間に縛られず、働く・働かないを自分で選べる状態は、
多くの人が一度は憧れるものだと思います。
ただ、その一方で、
「本当にそれが今の自分に合っているのか?」
と考えるようになりました。
立ち止まった理由は、感情的なものではなく、
かなり現実的なものでした。
3000万円では、そもそも完全FIREは難しい
現在の金融資産はおよそ3000万円です。
この金額だけを見ると、
「工夫すればFIREできるのでは?」
と思われるかもしれません。
ただ、生活費・インフレ・相場の変動を考えると、
この資産で一生分をまかなうのは、正直かなり厳しいと感じています。
もし無理に完全FIREを目指すと、
- 支出を極端に切り詰める必要がある
- 相場の上下に生活が左右される
- お金の不安から解放されない
そんな状態になりそうでした。
「自由になるためのFIREなのに、
かえって不自由になる気がする」
それが、率直な感想です。
投資資産だけで暮らすことへの不安
もう一つ大きかったのが、
投資資産だけで生活していくことへの不安です。
理論上は、長期投資で資産を取り崩しながら暮らすことは可能です。
ただ、実際に自分の人生をその前提で設計するとなると、
話はまったく別でした。
- 大きな暴落が来たらどうするのか
- 想定よりリターンが出なかったらどうなるのか
- 取り崩しの判断を毎年できるのか
考えれば考えるほど、
「安心して暮らしている自分」のイメージが持てませんでした。
投資は続けたい。
でも、生活のすべてを委ねるのは、
今の自分には少し重すぎると感じました。
社会とのつながりは、完全に切らなくていい
完全FIREを考えたとき、
もう一つ引っかかったのが社会との距離感です。
仕事をやめることで、
- 人との関わりが減る
- 役割を持たなくなる
- 日常にメリハリがなくなる
そうした変化が、一気に訪れる可能性があります。
働きすぎる必要はありません。
でも、完全にゼロにする必要もない。
収入のためだけではなく、
人と関わり、何かに関与している感覚は、
思っている以上に生活の満足度に影響すると感じています。
「ほどほど」でいい、と思えた理由
こうして考えていく中で、
自分が求めていたのは、
何もしない自由ではなく、
無理をしなくていい自由なのだと気づきました。
- 生活の大部分は資産で支える
- でも、収入の道は完全には断たない
- 働き方や関わり方を調整する
その中間にあるのが、
いま考えている「ほどほどFIRE」です。
完全FIREか、フルタイム労働か。
その二択ではなく、
中間を選んでもいいと思えるようになりました。
これからこのブログで書いていくこと
このブログでは、
- FIREについて考えたこと
- 資産3000万円からの現実的な試行錯誤
- 投資・家計・働き方のバランス
そういったものを、
背伸びせず、数字も隠さず書いていくつもりです。
成功談というよりは、
途中経過の記録に近いかもしれません。
それでも、
同じように立ち止まっている人にとって、
何かの参考になればうれしいです。
おわりに
正直に言えば、
完全FIREという選択肢を完全に捨てたわけではありません。
ただ、いまの自分にとっては、
それを前提に人生を設計することが、
かえって不安を大きくすると感じています。
まずは、ほどほどの距離感で。
無理をせず、現実的な形で自由を広げていく。
いまは、その途中にいます。


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